ガムロジン(天然樹脂)
包装:20kg紙袋及び225kgドラム
ガムロジン(天然樹脂)
松の樹幹に肋骨状に傷をつけ採取した生松脂を水蒸気蒸留(精製)し、テレピン油を除いて得られる樹脂。淡黄色の塊である。
中国ガムロジンの現状と将来
【20kg包装の荷姿】
過去年間50万~60万トンのガムロジンの生産国である中国は生産量でのピークを過ぎ、今後は毎年増減しながら生産量を更に減少させて行くものと思われる。
中国ではロジン工場の淘汰も進んでおり、今シーズンは30万t程度と予想されています。
過去、ガムロジンの生産地を歴史的にみて、アメリカの南部からポルトガル、そして中国へと主生産国が移行してきた。
これは生産国の松資源の枯渇や人件費の高騰による。
現在、ブラジル や インドネシアでもガムロジンが生産されているが、中国の穴を埋めるまでには至らないと思われる。また、品質的にも異なる。
Dashan Chmeical社に、弊社は2005年5月に30万米ドル資本参加し、
板八工場 及び 板利工場 (両工場で年産1.8万t強生産) より安定的に
ガムロジン、その他製品を買い付けています。
この工場は 広西省の最大で優良な松脂の産地である十万大山の麓に立地し、良質な馬尻松で純粋な中国ガムロジンを生産しています。
この度、板八工場でロジンの粉砕を行い、20kg包装(粉砕品)の供給体制も整いました。
これにより、高品質のガムロジンを225kgドラム及び20kg包装で長期的に安定供給体制が整いました。
コスト削減し合理的価格を目指ことも可能になりました。
現在、原油価格が低位安定していることや、世界経済の減速により、世界のロジン供給には逼迫感がないが、中国でのガムロジンの生産が引き続き減退してゆくことにより予想される今後の影響は
- 安定供給の不安
- 品質の安定性の問題
- 価格の変動
弊社では、このような事態を予想して 中国ロジン工場を経営している。
十万大山は 広西省の省都・南寧から南東に130km地域にあり、東北~南西に長さ170km・幅30~40kmで、おわんを伏せたような小さい丸い山がたくさんあり、この景観は何万の山が連なっているように見えることから十万大山と呼ばれる。
中国で純粋な馬尻松から取れる良質な松脂の一大産地です。(十万大山周辺の地図はこちら)
粉砕作業は 屋内粉砕専用スペースで隔離されかつ異物混入を防ぐために仕切の中で粉砕作業を行い、その場で袋詰めします。
板八工場
板利工場
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