リグノブライト
容量:3.5L、14L
特に屋外で風雨、紫外線に晒されて劣化した木材について、汚れやカビをしっかり除去した後、下塗り剤「リグノブライト」を1回塗布し、その後に木材保護塗料を「指定されている標準塗装」で施工する新工法を提案します。
- 木部塗り替え「ハイブリッドLB工法」とは
- 「1.下地処理」 「2.リグノブライト塗り」 「3.木材保護塗料塗り」
の手順で劣化した木部を「木らしさ」を生かしながら明るい仕上がりで塗り替える工法です。
リグノブライトのコンセプト
「リグノブライト」とは、木を腐りから守る成分「リグニン」を輝かせる(ブライト)という願いから命名されたものです。
経年劣化した木材は、紫外線や風雨に晒されて埃、カビの発生、リグニンが変質した「変質リグニン」等の影響で灰色化し、「木らしさ」が失われます。
化学薬品や水洗いによる下地処理をしても、灰色化を完全に解消することができずに「木のくすみ」として残り木材保護塗料による塗り替えでは明るく仕上げることができませんでした。
最近では造膜型の塗料を使う場合が増えているのが現状です。
リグノブライトは、リグニン構造に似た高分子物質を含有し、消失してしまったリグニンを補填し、黒褐色の変質リグニンを包み込みます。
経年劣化木材の塗り替えにおいてリグノブライトは、主に油性含浸型の木材保護塗料と組み合わせたハイブリッド塗装をすることにより、従来では難しかった「木のくすみ」を抑えこみ「木らしさ」を維持したままの明るい経年美観を実現しました。
リグノブライトの3大特徴
- 1.木らしく.明るく仕上がる
木部塗り替え時.下地処理後にリグノブライトを下塗りした後に木材保護塗料を上塗りすることにより、下塗り無しに比べて木らしさを失わず明るく仕上がります。
- 2.上塗りする油性系木材保護塗料との良好な密着性
耐候促進1500時間後に、剥がれはなく色褪せ性にも優れています。(耐候促進1500時間:2~3年経過に相当します)
※ノンロット上塗りの場合、撥水性が低くなる場合があります。
- 3.リグノブライトを下塗り塗装する場合の3大メリット
-
【1】塗り替え時の木材保護塗料の使用量が半分程度に抑えられる
【2】黒ずみ、シミを抑えて目立ちにくくする(住宅下見板の例)
【3】木材保護塗料の塗りムラ、吸込みムラが抑えられる
用途[屋外用]
ログハウス、木造一般住宅、学校、神社仏閣、公園他の木造遊戯施設、木杭、木製フェンスなどの屋外の木質部・木質製品全般の塗り替え用下塗り剤
標準塗装仕様
※横にスライドしてご覧ください
工 程 | 塗布量 (ml/m2) |
備 考 | |
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1 | 下地処理 | 洗浄、ブラッシング、薬剤処理等 | |
2 | リグノブライト1回塗り | 100~300※ | 乾燥4-12時間(晴天時) |
3 | 木造保護塗料塗り | 各メーカーの標準塗装に準じる |
※木材の劣化状況により異なります ※工程2(下塗り状態)での長期放置(1週間目安)は避けてください
使用上の注意
- 上塗りできる木材保護塗料は油性含浸系です。造膜型塗料や水性系については使用しないでください。
- 顔料が沈降していますので、上下左右に充分ゆすリ、棒などでよく撹搾してからご使用ください。使用中もよくかき混ぜてください。
- 木材の劣化状況によリ吸い込み量が異なりますので事前にご確認くだざい。
- 原液のまま薄めずに、木材に刷毛やローラーで塗布してください。スプレー塗布は行わないでください。
- 木材が湿っていると含浸が損なわれます。含水率が20%以下の乾燥した木材に使用してください。
- 雨天時の塗布は避けてください。乾燥が不十分な状態で雨などが当たるとシミができるのでご注意ください。
- 塗膜やヤニ、樹液成分が残っているとリグノブライトは塗装できません。塗膜などの汚れは確実に除去した上で塗装してください。
- 下地処理で鉄成分含有の道具を使用すると、鉄汚染が発生しますのでご注意ください。
- 施工温度は5℃以上で行ってください。
- 希釈する場合は、リグノブライト専用の希釈剤をご使用ください。また着色を強くする場合は、専用のリグノブライト顔料ペーストをご使用ください。
- 使用した刷毛、ローラーなどは塗料用シンナーで洗浄してください。
- 不明な点はご購入店またはメーカーまでお問合せください。